フルカラーに対応している3Dプリントサービス4選|選び方や価格相場

「フルカラー 3d プリント サービス」のアイキャッチ画像 コラム

フルカラー3Dプリントサービスは、色味や質感をそのまま立体化できる点が大きな特徴です。

フィギュアやデザインモック建築模型製品試作など見た目の完成度が求められる場面で多く活用されています。

一方で、フルカラー対応と一口に言っても造形方式対応素材仕上がり品質価格帯はサービスごとに大きく異なります。

そのため、用途や目的に合わない業者を選んでしまうと期待した品質にならないケースも少なくありません。

そこで本記事では、フルカラー3Dプリントに対応した主要サービスを比較しながら選び方や価格相場を徹底解説します。

初めて外注する方から品質重視で業者を探している方まで実務に役立つ情報をまとめています。

フルカラーに対応している3Dプリントサービス4選

フルカラー3Dプリントは、色表現や質感の再現性が高く、試作品やフィギュア、建築模型、プロダクトデザインなど幅広い分野で活用されています。

一方で、対応できるプリント方式や素材、仕上がり品質はサービスごとに異なるため、用途に合った選択が重要です。

フルカラーに対応している3Dプリントサービス
・3Dayプリンター
・DMM.make
・JMC
・MIMAKI ENGINEERING

ここでは、フルカラー出力に対応し、実績や信頼性のある国内外の3Dプリントサービスを4社厳選して紹介します。各サービスの特徴や強みを把握し、目的に合った依頼先を見つけるための参考にしてください。

3Dayプリンター

3Dayプリンターは、株式会社メルタが提供する3Dプリントの受託サービスです。「3Dが、3日で目の前に!」をキャッチフレーズに、スピーディーな対応と高い技術力を兼ね備えています。

対応内容3Dプリント出力特化
3Dデータ制作対応可能
価格帯低価格
納期傾向短納期
向いている人・3Dデータをすでに持っている人
・3Dデータを持っていない人
注意点データ品質が完成度に直結

3Dデータの入稿からプリント出力後の塗装や研磨などの後工程小ロット試作までワンストップで対応しています。造形方式によってはフルカラー3Dプリントにも対応しており色味や質感の確認が必要な試作品や展示用途にも活用できます。

対応素材はABS樹脂や金属、シリコンなど18種類以上に及び、試作品から実用品まで幅広いニーズに応じた高精度な出力が可能です。

これまでにソニー、NTT西日本、早稲田大学など多数の企業や教育機関への納品実績があり、法人・研究機関から個人のクリエイターまで幅広いユーザーに利用されています。

課題や目的に合わせた導入支援や最適な活用方法のご提案も行っておりますので、3Dプリントをご検討の際はぜひお気軽にお問い合わせください。

メルタ堂の公式画像

また、同社サービスでオリジナルトロフィーを発注できる『メルタ堂』というサービスも運営していますので、合わせてご確認ください。

DMM.make

DMMMakeの画像
出典:DMMMake

DMM.make 3Dプリントは、合同会社DMM.comが運営するオンライン型3Dプリント受託造形サービスです。

2013年にスタートして以来、3Dデータをアップロードするだけで注文が完結できる利便性や、個人ユーザーから法人まで幅広く利用できる点で支持を集めています。

また、3Dデータを持っていない方でも安心してご利用いただけるよう、図面や写真、イラストなどの資料をもとに、専門スタッフが高精度な3Dデータを作成してくれます。

3Dデータは、製品開発時の試作品からキャラクターフィギュアまで、幅広い分野のニーズに柔軟に対応しています。

同社では、石膏粉末方式によるフルカラー3Dプリントに対応しています。テクスチャ情報を含んだ3Dデータをもとに、色味やグラデーションを反映した造形が可能で、フィギュアやデザイン確認用モデルなど外観重視の用途にも利用されています。

素材種類が豊富(樹脂、金属など多数)で、試作品や少量~中量の生産だけでなく、クリエイターがモデルを出品・販売できるマーケット機能も備えており、「ものづくりをしたい人」の幅広いニーズに対応しています。

JMC

JMCの画像
出典:JMC

株式会社JMCは、3Dプリンティング・鋳造・産業用CTスキャンの技術を組み合わせて、「試作」「製造」「品質保証」の各フェーズをワンストップで提供する製造サービス企業です。

光造形やナイロン粉末造形など複数方式の3Dプリント造形をはじめ、データ処理や型造形、鋳造技術を含めた複雑なものづくりにも対応しています。

同社では、石膏粉末造形方式によるフルカラー3Dプリントに対応しています。

フルカラーでの造形サンプル提供実績もあり、デザインモックや意匠確認モデルなど、色再現が求められる用途にも活用されています。

また、法人向けに無料造形サービスを設けていたり、年中無休稼働の体制を取り入れるなど、導入ハードルが低く、迅速な対応が可能な点が特徴です。

MIMAKI ENGINEERING

MIMAKI ENGINEERINGの公式サイトの画像
出典:MIMAKI ENGINEERING

株式会社ミマキエンジニアリングは、業務用インクジェットプリンタ分野で長年の実績を持つ国内メーカーです。

その技術を応用したフルカラー3Dプリンタでは高精細かつ色再現性の高い造形を強みとしています。

代表機種の3DUJ-553は、UV硬化インクジェット方式を採用し写真やイラストに近い自然な発色を実現しています。

微細なエッジ表現や滑らかな表面品質にも優れておりフィギュアやデザインモデル用途に適しています。クリアインクを活用した半透明表現にも対応し造形表現の幅が広い点も特徴です。

自社開発インクと精密な吐出制御技術が安定した品質と再現性を支えています。また関連会社による出力サービスも用意され導入前の検証や小ロット制作にも対応可能です。

ミマキエンジニアリングは、高品質なフルカラー3Dプリントを求める企業やクリエイターに選ばれています。

3Dプリントサービスの9つの選び方

3Dプリントを外部へ委託する場合、各社が扱う素材や造形方式、対応範囲には明確な違いがあります。

自社の目的に適したパートナーを選ぶためにも、いくつか押さえておきたい評価基準があります。

3Dプリントサービスの9つの選び方
1.対応素材の確認
2.納品スピード
3.オプションサービスの充実度
4.見積もりは複数社で比較
5.口コミや評判のチェック
6.データ形式への対応
7.寸法精度
8.問い合わせで不明点を解消する
9.オプション費用も事前に把握する

以下では、3Dプリントサービスを選ぶ際の重要なポイントを整理します。

1.対応素材の確認

3Dプリントサービスを選定する際は、造形目的に適した材料を扱っているかは最初に確認したい要素です。

樹脂や金属、石膏など多様な素材がある一方、企業ごとに対応範囲は異なります。

例えば強度重視のABS相当樹脂、柔軟性の高いエラストマー、生体適合性が求められる医療向け材料など、用途に応じて必要な素材は変わります。

公式サイトで公開されている対応素材一覧を確認し、求める条件に合致するかチェックすると安心です。

扱う材料が幅広い企業は用途の選択肢が広がり、特化型の企業は特定分野で高い精度が期待できます。

2.納品スピード

製品提案や試作工程で時間が限られている場合、納期は大きな判断基準になります。数日で発送する企業もあれば、1〜2週間かかるケースもあります。

ただし素材や仕上げ方法によって必要日数は変動します。樹脂造形は短期間でも、金属造形や塗装を含む場合は日数が追加されることが一般的です。

必要な納期を事前に伝え、特急対応の可否や追加費用の有無を確認すると計画が立てやすくなります。

3.オプションサービスの充実度

造形だけでなく、仕上げ加工やデータ作成支援などの追加サービスが必要な場合は、対応範囲が広い企業を選ぶと効率的です。

主なオプション例は以下の通りです。

主なオプション内容
・データ作成代行(スケッチや2D図面からCADを作成)
・塗装、コーティング、研磨、透明仕上げ、ねじ切り加工などの後処理
・真空注型など少量複製サービス

対応範囲は企業ごとに違うため、必要工程がワンストップで依頼できるかを確認します。

4.見積もりは複数社で比較

同じ造形条件でも費用や納期は企業によって異なります。複数社へ見積もりを依頼することで相場がつかみやすくなり、適正価格で発注しやすくなります。

費用だけでなく、造形方式・納期・品質などトータルで比較することが重要です。

状況によっては多少高くても信頼性が高い企業を選ぶ方が結果的にメリットがあります。

5.口コミや評判のチェック

実際に利用した企業のレビューは非常に参考になります。仕上がり品質や担当者の対応スピードなど、ユーザーの声には実体験に基づいた情報が含まれています。

SNSや導入事例、口コミサイトなどを確認し、評価が高い企業を選ぶと失敗が減ります。

Googleマップなどでも口コミ評価を参考にし、マイナス評価が多い企業も避けた方が無難です。

6.データ形式への対応

3Dプリントサービスでは入稿データの形式が企業によって異なります。STLやOBJのほか、STEPやIGESなどCADデータを扱えるかどうかも選定ポイントです。

対応形式はFAQやガイドに記載されているため、作成したデータが提出可能か必ず確認します。

カラー造形ではOBJ+MTLやVRMLなど特別な形式が必要になる場合もあるため、事前のチェックが欠かせません。形式不一致は再入稿になり、全体の進行が遅れる可能性があります。

7.寸法精度

試作品の用途によって求められる精度は変わります。外観を確認するだけなら多少の誤差は許容できますが、部品の嵌合や治具として利用する場合は高精度が求められます。

SLAやSLSは比較的高精度を実現しやすく、FDMは条件により誤差が大きくなることがあります。

企業の設備調整や検査体制も精度を左右するため、公開されている公差やレビュー評価を確認することが大切です。

重要寸法がある際は図面で公差を提示し、対応可否を相談すると確実です。

8.問い合わせで不明点を解消する

候補が絞れた段階で、具体的な内容を問い合わせて疑問点を解決しておくと安心です。

希望する素材や寸法で問題なく造形できるか、希望納期に間に合うか、仕上げの対応範囲などを確認します。

担当者の返答速度や説明の丁寧さも、安心して依頼できる企業か判断する材料になります。

9.オプション費用も事前に把握する

後加工を依頼する場合は追加料金が発生します。

例えば3Dayプリンターでは研磨や塗装をサイズ区分で定額化しており、小型・中型・大型でそれぞれ15,000円・30,000円・50,000円といった料金設定があります。

金属部品の応力除去や精密仕上げなど、用途によってはオプションが必須になるケースもあります。見積もり時に総額を確認し、予算に収まるか判断することが重要です。

3Dプリントサービスにおける価格相場

3Dプリントサービスの費用は用途や材料、造形サイズによって大きく変わります。

外注する際の価格帯は数千円から十数万円以上まで幅があり、データ作成や後加工を含めて見積もりが算出されることを理解しておく必要があります。

3Dプリントサービスにおける価格相場の要素
用途による価格差
材料による価格差
造形サイズによる価格差
3Dデータ作成費用
3Dプリント工程の費用
オプション加工費用

ここでは価格に影響する主な要素と、その考え方を整理します。

用途による価格差

3Dプリントの料金は、造形物がどのような目的で使われるかによって大きく変動します。

外観確認用や試作段階の簡易モデルであれば高い強度や精度が不要なことも多く、比較的安価な方式で造形できます。

小型の試作であれば数千円〜1万円前後、形状が複雑でも1万〜3万円ほどで収まることが一般的です。

一方で構造部品として実際に使用するパーツや、医療分野の模型のように高い精度を求められる用途では、性能の高い材料や造形方式が必要となるため価格は上昇します。

小型部品でも1万円以上となるケースが多く、大型品では5万〜10万円を超えることもあります。目的に応じた性能要件が料金に直結する点を抑えましょう。

材料による価格差

3Dプリントサービスは、利用する材料は価格に大きく影響します。

材料自体の単価に加え、その素材に適した造形方式や後処理の難易度も費用に含まれます。

PLAやABSなど一般的な樹脂は安価で、小さな造形なら数百円〜数千円程度で対応できる場合があります。

対してナイロンやカーボン繊維入り樹脂など機能性材料は単価が高く、造形物の大きさや形状によっては数万円に達します。

さらに金属材料を使用する3Dプリントは設備コストと後加工の工程が多いため、数十万円規模の見積もりになることも珍しくありません。

フルカラー造形のような特殊素材も同様に高額です。用途に適した材料を選びつつ、素材ごとの大まかな費用感を把握しておくことが重要です。

造形サイズによる価格差

3Dプリントサービスは、造形物のサイズも費用に影響する代表的な要因です。

大きくなるほど材料量と造形時間が増えるためコストが上がります。小型モデルであれば数千円〜1万円程度が一般的ですが、中型〜大型造形になると数万円から数十万円に達することがあります。

また、大型造形ではサポート材の使用量が増えたり後処理の工数が多くなったりするため、追加費用が発生しやすくなります。

例えば高さが数十センチに及ぶ造形では、出力に1日以上必要になることもあり、その分の材料費や作業コストが見積もりに加わります。

費用を抑えたい場合は複数パーツに分割して造形し組み立てる方法も検討されます。目的と予算を踏まえ、必要以上に大きくしない調整も有効です。

3Dデータ作成費用

データを持たずに依頼する場合は、業者がモデリングを行うため別途費用が発生します。

相場は数万円からで、形状が複雑な場合は10万円を超えることもあります。スマホケースのような比較的単純なモデルでも4〜5万円の事例があり、造形費より高くなるケースもあります。

自社でデータ作成が難しい場合には外部に依頼することで工程をスムーズに進められますが、見積もりにデータ作成費が含まれているか必ず確認し、必要に応じてデータを自社で用意するなど調整することをおすすめします。

3Dデータの作成については、当社3Dayプリンターもしくは3Dデータ作成のプロフェッショナルが在籍しているモデリーへお問い合わせください。

3Dプリント工程の費用

完成したデータを基に造形する工程の費用は、材料やサイズに応じて大きく変動します。

相場としては数千円から数十万円まで幅があり、用途と仕様によって大きく異なります。

同じデータでも業者によって料金に差が出ることは珍しくなく、造形方式や費用内訳が異なるため複数社で比較することが効果的です。オンライン見積もりを利用すれば、おおよその相場を把握しやすくなります。

オプション加工費用

造形後に表面処理や塗装、透明仕上げ、組み立て、ねじ加工、寸法測定レポートなどの後加工が必要な場合は追加費用が発生します。

研磨や塗装はサイズによって数万円単位の料金が設定されていることが多く、オプションを加えるほど総額は上がります。

金属造形品の応力除去や、精密部品のサポート材処理など、品質確保のために不可欠な後処理が必要となるケースもあります。

見積もりの段階でオプション費用を含めた総額を確認し、予算とのバランスを取ることが大切です。

まとめ

フルカラー3Dプリントサービスは、外観品質を重視する試作や展示用途で高い効果を発揮しますが、造形方式対応素材後加工範囲は事業者ごとに異なるため、価格と納期を含めた総合的な比較が重要です。

その点で当社3Dayプリンターは、最短3日を目安とした短納期対応を強みとしており、案件内容によってはより早い対応も相談可能な体制を整えています。

さらにABS樹脂や金属シリコンなど18種類以上の素材に対応し、造形後の研磨や塗装など後加工まで一括で依頼できるため、仕様が固まりきっていない段階でも柔軟に進めやすい点が特徴です。

フルカラー造形にも対応しており、意匠確認用モデルや展示向け造形など色再現性を重視した用途にも適しています。

価格は形状やサイズ素材による個別見積となりますが、低価格帯から相談でき納期と品質のバランスを取りやすい点も評価されています。

価格・納期・自由度のいずれも重視したい場合には、当社3Dayプリンターは総合力の高い選択肢としておすすめできるサービスです。

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