3Dプリンター用語集【2026年最新版】|初心者にも分かりやすく解説

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3Dプリンターを使いはじめると、「FFF」「スライサー」「サポート材」など、聞き慣れないカタカナや略語が次々に登場します。

意味が分からないまま進めてしまうと、機種選びや印刷設定でつまずく原因にもなりかねません。

そこでこの記事では、これから3Dプリンターを始める方に向けて、造形方式・周辺機器・ソフト・印刷・Bambu Lab関連まで、よく使う3Dプリンターの用語を分野ごとにまとめました。

辞書のように使える用語集なので、分からない言葉が出てきたときに読み返すのもおすすめです。まずは気になる用語から、気軽にチェックしてみてください。

目次
  1. 3Dプリンターの種類に関する用語
  2. 3Dプリンターの周辺機器に関する用語
  3. 3Dプリンターの印刷ソフトに関する用語
  4. 3Dプリントに関する用語
  5. Bambu Labでよく見る用語
  6. 【番外】これを知っていたら3Dプリンター老人!3Dプリンター老人用語
  7. まとめ

3Dプリンターの種類に関する用語

3Dプリンターと一言でいっても、造形方式にはいくつかの種類があります。

3Dプリンターの種類に関する用語
・FFF(熱溶解積層方式)
・FDM(熱溶解積層方式)
・フィラメント
・光造形(SLA・MSLA)
・SLS(粉末焼結方式)
・レジン(レジン液)

ここでは、3Dプリンター初心者の方が知っておきたい代表的な方式や、それぞれの特徴について分かりやすく紹介します。

FFF(熱溶解積層方式)とは?

フィラメントと呼ばれる樹脂を熱で溶かし、一層ずつ積み重ねながら立体物を作る3Dプリンターの造形方式です。

家庭用3Dプリンターの多くがこの方式を採用しており、初心者にも扱いやすいことから最も普及しています。

本体価格や材料費を比較的抑えられるため、初めて3Dプリンターを購入する方や、趣味でものづくりを楽しみたい方におすすめです。

FDM(熱溶解積層方式)とは?

フィラメントを熱で溶かし、ノズルから押し出して一層ずつ積み重ねながら造形する3Dプリンターの方式です。

現在では「FFF」とほぼ同じ意味で使われることが多く、家庭用3Dプリンターの代表的な造形方式として広く普及しています。

なお、「FDM」は本来、3DプリンターメーカーであるStratasys社の登録商標であるため、一般的には「FFF」という名称が使われることが増えています。

3DプリンターのFDM方式について、もっと詳しい情報を知りたい方は、下記記事も合わせてご確認ください。

フィラメントとは?

FFF方式の3Dプリンターで使用する糸状の樹脂材料のことです。

ノズルで加熱して溶かし、一層ずつ積み重ねることで立体物を作ります。

素材によって硬さや耐熱性、柔軟性などが異なるため、作りたいものに合わせて適切なフィラメントを選ぶことが大切です。

3Dプリンターのフィラメントについて、もっと詳しい情報を知りたい方は、下記記事も合わせてご確認ください。

光造形(SLA・MSLA)とは?

液体状のレジン(光硬化樹脂)に紫外線を当てて、一層ずつ固めながら立体物を作る造形方式です。

FFF方式よりも細かい表現が得意で、滑らかな仕上がりになるのが特徴です。

一方で、造形後には洗浄や二次硬化などの後処理が必要になるため、FFF方式と比べると少し手間がかかります。

その分、完成度の高い作品を作りたい方に人気の方式です。

3Dプリンターの光造形の仕組みやメリット・おすすめ機種について、もっと詳しい情報を知りたい方は、下記記事も合わせてご確認ください。

SLS(粉末焼結方式)とは?

ナイロンなどの粉末材料にレーザーを照射し、必要な部分だけを固めながら立体物を作る造形方式です。

サポート材を使わなくても複雑な形状を造形できることから、工業製品や試作品の製作で広く利用されています。

装置や材料の価格が高いため、個人向けというよりも、製造業や製品開発、試作品の作成など、業務用途を中心に活用されています。

レジン(レジン液)とは?

光造形(SLA・MSLA)方式の3Dプリンターで使用する液体状の樹脂材料です。

紫外線が当たると硬化する性質があり、一層ずつ固めながら立体物を作ります。

種類によって硬さや柔軟性、耐熱性などが異なるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。

なお、取り扱いの際は手袋を着用するなど、安全に配慮して使用しましょう。

3Dプリンターのレジンの概要や特徴について、もっと詳しい情報を知りたい方は、下記記事も合わせてご確認ください。

3Dプリンターの周辺機器に関する用語

3Dプリンターには、造形を支えるさまざまな部品が使われています。それぞれの役割を知っておくことで、機種選びやメンテナンス、トラブルへの対応もしやすくなります。

ここでは、初心者の方が知っておきたい代表的な部品や、その役割について分かりやすく紹介します。

3Dプリンターの周辺機器に関する用語
・ノズル
・エクストルーダー
・ホットエンド
・ビルドプレート
・PEIプレート
・造形サイズ
・積層ピッチ
・デュアルノズル

ノズルとは?

フィラメントを加熱して押し出すための部品です。

3Dプリンターの造形品質に大きく関わる重要なパーツで、ノズル径によって印刷速度や仕上がりが変わります。

一般的には0.4mmのノズルが標準ですが、より細かな表現をしたい場合は0.2mm、大きな作品を効率よく印刷したい場合は0.6mmや0.8mmなどが使われます。

エクストルーダーとは?

フィラメントをノズルへ送り込む装置のことです。

歯車でフィラメントをつかみ、一定の速度で押し出すことで、3Dプリンターが正しく造形できるようにしています。

ノズルが「樹脂を出す部分」だとすると、エクストルーダーは「樹脂を送る部分」と考えると分かりやすいでしょう。

ホットエンドとは?

3Dプリンターの先端にある加熱装置のことです。

内部でフィラメントを溶かし、ノズルから少しずつ押し出すことで立体物を造形します。

高温まで加熱できるホットエンドほど、PLAだけでなくABSやナイロンなど、より多くの種類のフィラメントに対応できるようになります。

ビルドプレートとは?

3Dプリンターで造形を行う土台となる板のことです。

ノズルから押し出されたフィラメントは、このプレートの上に一層ずつ積み重なりながら立体物を作っていきます。

プレートの材質によって造形物の付きやすさや取り外しやすさが変わるため、印刷品質にも大きく影響する重要な部品です。

PEIプレートとは?

ビルドプレートの表面にPEI(ポリエーテルイミド)という素材を使用したプレートのことです。

フィラメントがしっかり密着しやすく、造形物が反りにくいのが特徴です。

造形が終わった後はプレートを軽く曲げるだけで作品を取り外せるため、多くの家庭用3Dプリンターで採用されています。

造形サイズとは?

3Dプリンターで一度に印刷できる最大の大きさのことです。

一般的には「幅(X)×奥行き(Y)×高さ(Z)」で表され、この範囲内であれば一度に造形できます。

大きな作品を作りたい場合は造形サイズの大きい機種がおすすめですが、小物を中心に作る場合はコンパクトな機種でも十分活躍します。

積層ピッチとは?

3Dプリンターが一層ずつ積み重ねる厚さを表す数値です。

積層ピッチが小さいほど細部まできれいに表現できますが、その分、造形にかかる時間も長くなります。

フィギュアなど見た目を重視する場合は細かい積層ピッチ、試作品や実用品などを早く作りたい場合は少し大きめの積層ピッチがよく使われます。

デュアルノズルとは?

2つのノズルを搭載した3Dプリンターのことです。

1つのノズルではモデル本体を、もう1つではサポート材や別の色のフィラメントを使用するなど、用途に応じて使い分けることができます。

単一ノズルの3Dプリンターと比べて表現の幅が広がるため、本格的な作品や複雑な形状を印刷したい方に人気の機能です。

3Dプリンターの印刷ソフトに関する用語

3Dプリンターで印刷するには、3Dデータをそのまま使うことはできません。

スライサーソフトを使って印刷用のデータに変換することで、初めて3Dプリンターで造形できるようになります。

ここでは、初心者の方が押さえておきたい印刷ソフトやデータに関する用語を分かりやすく解説します。

3Dプリンターの印刷ソフトに関する用語
・STL、OBJ、3MF
・スライサーソフト
・G-code(プリントコード)
・プロファイル
・CAD
・メッシュ

STL・OBJ・3MFとは?

3Dモデルを保存するためのファイル形式です。

3Dプリンターで印刷する前のデータとして広く使われており、それぞれ保存できる情報が異なります。

STLは最も一般的な形式、OBJは色やテクスチャの情報も保存できる形式、3MFは色や材料、印刷設定などもまとめて保存できる新しい形式として利用されています。

スライサーソフトとは?

3Dモデルのデータを3Dプリンターで印刷できるデータ(G-code)に変換するソフトです。

造形サイズや積層ピッチ、印刷速度、サポート材などの設定も、このソフトで行います。

代表的なスライサーソフトには、Bambu StudioやCura、PrusaSlicerなどがあり、3Dプリントには欠かせないソフトウェアです。

G-code(プリントコード)とは?

3Dプリンターを動かすための命令が書かれたデータです。

スライサーソフトが3Dモデルを解析して作成し、ノズルの移動や温度、印刷速度など「どこを動き、どれだけ材料を出すか」という細かな動作が記録されています。

3Dプリンターにとっては「設計図を実際に動かすための指示書」のような役割を果たします。

プロファイルとは?

3Dプリントに必要な設定をあらかじめ登録したテンプレートのようなものです。

毎回細かな設定を変更しなくても、目的に合ったプロファイルを選ぶだけで印刷を始められます。

多くのスライサーソフトには、機種やフィラメントごとのプロファイルが用意されており、印刷品質や失敗のしにくさにも大きく関わる重要な設定です。

CADとは?

「Computer Aided Design(コンピューター支援設計)」の略で、パソコン上で設計図や3Dモデルを作成するためのソフトウェアです。

3Dプリンターで印刷するためのオリジナルデータを作る際によく使用されます。

3DCGソフトが見た目を重視したモデル制作に向いているのに対し、CADは正確な寸法で設計できるため、実用品や試作品の制作に適しています。

メッシュとは?

3Dモデルの表面を小さな三角形や四角形の面で表現したデータ構造のことです。

面の数が多いほど滑らかな形状になりますが、その分データ容量も大きくなります。

STLやOBJなどの3Dプリントでよく使われるファイル形式は、このメッシュデータをもとに作られています。

3Dプリントに関する用語

3Dプリントでは、「レイヤー」や「サポート材」など、初めて聞く用語が数多く登場します。

これらの意味を理解しておくと、よりきれいに印刷するための設定や、失敗したときの対処方法も分かりやすくなります。

ここでは、初心者の方が知っておきたい印刷に関する用語を解説します。

3Dプリントに関する用語
・レイヤー(積層)
・サポート材
・インフィル(充填率)
・オーバーハング
・ブリッジ
・キャリブレーション
・レベリング
・Benchy(ベンチー)

レイヤー(積層)とは?

3Dプリンターが造形する際の「1枚の薄い層」のことです。

造形物は、このレイヤーを下から順番に積み重ねることで作られています。

積層ピッチが小さいほどレイヤーの段差が目立ちにくく、よりきれいな仕上がりになります。一方で、印刷時間は長くなるため、用途に応じて設定を調整することが大切です。

サポート材とは?

宙に浮いた部分や大きく張り出した部分を支えるために、一時的に印刷される補助材のことです。

造形が終わった後は不要になるため、手で取り外したり、工具を使って取り除いたりします。

サポート材を適切に使用することで、複雑な形状でも安定して印刷できるようになります。

インフィル(充填率)とは?

3Dモデルの内部をどのくらい埋めるかを設定する項目です。

0〜100%で設定でき、数値が高いほど内部が詰まって強度が増します。

一般的には15〜20%程度でも十分な強度が得られることが多く、用途に合わせて充填率を調整することで、印刷時間やフィラメントの使用量を抑えられます。

オーバーハングとは?

下に支えがない状態で横に張り出している部分のことです。

角度が大きくなるほど印刷が難しくなり、造形が崩れたり垂れ下がったりすることがあります。

オーバーハングが大きいモデルでは、サポート材を使用したり、モデルの向きを変更したりすることで、きれいに印刷しやすくなります。

ブリッジとは?

左右の支えだけを利用して、空中に橋を架けるようにフィラメントを印刷することです。

ブリッジが長すぎるとフィラメントがたるみ、きれいに造形できないことがあります。

印刷速度や冷却性能を適切に設定することで、より長いブリッジでも安定した印刷が可能になります。

キャリブレーションとは?

3Dプリンターの各種設定や動作を最適な状態に調整することです。

正しくキャリブレーションを行うことで、造形のズレや印刷不良を防ぎ、安定した仕上がりにつながります。

以前は手動で行うことが一般的でしたが、現在ではBambu Labをはじめ、多くの機種で自動キャリブレーション機能が搭載されています。

レベリングとは?

ビルドプレートが水平になるように調整し、ノズルとの距離を適切に合わせる作業です。

この調整がうまくできていないと、フィラメントがうまく定着せず、印刷が失敗する原因になります。

以前は手動で調整する機種が多くありましたが、最近ではセンサーを使って自動で調整するオートレベリング機能を搭載した3Dプリンターが増えています。

Benchy(ベンチー)とは?

3Dプリンターの印刷品質を確認するためのテストモデルです。

小さな船の形をしており、オーバーハングやブリッジ、文字の再現性など、さまざまな性能を一度にチェックできます。

印刷設定や3Dプリンターの調子を確認する際によく使われ、初心者から上級者まで世界中で親しまれている定番モデルです。

Bambu Labでよく見る用語

Bambu Labの3Dプリンターには、独自の機能やサービスが数多く用意されています。

初めて使う方には聞き慣れない用語も多いため、意味を知っておくと製品選びや操作がスムーズになります。

ここでは、Bambu Labユーザーがよく目にする代表的な用語を紹介します。

Bambu Labでよく見る用語
・AMS、AMS lite
・Combo(コンボ)
・MakerWorld(メーカーワールド)
・Bambu Studio(バンブースタジオ)
・フローキャリブレーション
・タイムラプス
・Maker’s Supply(メーカーズサプライ)

AMS・AMS liteとは?

Bambu Labの3Dプリンターで使用できるフィラメント自動供給システムです。

複数のフィラメントをセットしておくことで、自動で切り替えながら印刷でき、多色造形や材料の切り替えをスムーズに行えます。

AMSは密閉構造で吸湿対策にも優れており、AMS liteはAシリーズ向けのオープン型モデルとして販売されています。

現在では、乾燥機能を搭載した「AMS 2 Pro」や、高温フィラメントに対応した「AMS HT」など、上位モデルも登場しています。

Combo(コンボ)とは?

3Dプリンター本体とAMSまたはAMS liteがセットになったモデルのことです。

通常モデルより価格は少し高くなりますが、多色印刷やフィラメントの自動切り替えを購入後すぐに利用できます。

後からAMSを追加することもできますが、セットで購入した方がお得になることが多いため、多色印刷を考えている方にはComboモデルがおすすめです。

MakerWorld(メーカーワールド)とは?

Bambu Labが提供する3Dモデル共有サービスです。世界中のユーザーが作成した3Dモデルを無料でダウンロードでき、自分の作品を公開・共有することもできます。

おもちゃや便利グッズ、工具、インテリアなど、さまざまなジャンルの3Dモデルが公開されています。

Bambu Studioと連携しているため、対応機種であればダウンロードしたモデルをそのまま印刷しやすく、初心者でも気軽に3Dプリントを楽しめます。

Bambu Studio(バンブースタジオ)とは?

Bambu Labが無料で提供している3Dプリンター用のスライサーソフトです。

3Dモデルを印刷用データに変換するだけでなく、積層ピッチやサポート材、インフィルなどの設定も行えます。

Bambu Labのプリンターに最適化されており、初心者でも高品質な印刷がしやすいのが特徴です。

MakerWorldとの連携にも対応しているため、ダウンロードした3Dモデルを簡単に読み込み、そのまま印刷できるのも大きな魅力です。

フローキャリブレーションとは?

フィラメントが適切な量だけ押し出されるように調整する作業のことです。

吐出量が多すぎると表面が荒れ、少なすぎると隙間ができるため、印刷品質に大きく影響します。

従来は手動で調整することが一般的でしたが、Bambu Labでは一部の機種が自動でフローキャリブレーションを行い、フィラメントに合わせた最適な設定で印刷できます。

タイムラプスとは?

3Dプリントの様子を一定間隔で撮影し、短時間の動画としてまとめる機能です。

数時間かかる印刷でも、数十秒ほどの映像で造形が完成するまでの様子を確認できます。

Bambu Labの一部機種ではカメラを搭載しており、印刷の記録やSNSへの投稿用としても人気の機能です。

Maker’s Supply(メーカーズサプライ)とは?

Bambu Labが提供する電子部品やアクセサリーなどの純正パーツシリーズです。

3Dプリントした部品と組み合わせることで、ライトや時計、ラジコン、便利グッズなど、動きのある作品を作ることができます。

MakerWorldにはMaker’s Supply対応モデルも数多く公開されており、必要な部品をそろえるだけで手軽に作品を完成させられるのが魅力です。

【番外】これを知っていたら3Dプリンター老人!3Dプリンター老人用語

今の3Dプリンターはボタンを押せば綺麗に印刷できる機種が増えました。

しかし数年前までは、印刷を始める前に様々な調整や改造が必要でした。

ここでは、最近ではあまり聞かなくなった「3Dプリンター老人用語」をご紹介します。

3Dプリンター老人用語
・自力キャリブレーション
・レベリング地獄
・ガラスベッド信仰
・プリントコード書き換え
・Ender魔改造
・おまけ:Benchy職人

自力キャリブレーション

キャリブレーションとは、3Dプリンターが正しく印刷できるように行う各種調整のことです。

ノズルの位置や振動補正、フィラメントの押し出し量などを最適化します。

昔の3Dプリンターでは、ノズルとベッドの距離を自分で調整する必要がありました。

紙をノズルの下に挟み、「少し擦れるくらいかな?」「いや、まだ高いかな?」とネジを回しながら何度も調整していました。

現在は自動レベリング機能が標準的になり、ボタン一つで調整が完了するため、ほとんど聞かなくなりました。

レベリング地獄

レベリングは、ノズルとプリントベッドの距離を適切に調整する作業のことを指し、3Dプリントの成功率を大きく左右する重要な設定です。

印刷が失敗した時、「まずレベリングを疑え」と言われる時代がありました。

造形物がベッドに張り付かない原因の多くがレベリング不良だったためです。

当時は印刷するたびに微調整する人もいましたが、現在のBambu Labなどは自動で測定してくれるため、この言葉を聞く機会は大幅に減りました。

ガラスベッド信仰

ガラスベッドは、3Dプリンターのビルドプレートにガラスを使用したタイプのことを指し、平坦性が高く造形物の底面がきれいに仕上がるのが特徴です。

昔は「ガラスベッドこそ正義」と言われることがありました。反りが少なく平面が出しやすいため、多くのユーザーが標準ベッドを外してガラス板へ交換していました。

現在はPEIプレートなど高性能なビルドプレートが普及したため、あえてガラスベッドに交換する人は少なくなっています。

プリントコード書き換え

プリントコードとは、一般的には「G-code(ジーコード)」と呼ばれる、3Dプリンターへ「どこを・どの順番で・どの速度で印刷するか」を指示するデータのことです。

昔は機能追加や設定変更のためプリントコードを書き換えることが珍しくありませんでした。

「加速度変更した?」「設定どうしてる?」などの会話が飛び交っていました。

現在はメーカー側で最適化された状態で出荷されることが多く、初心者がプリントコードを触る機会は大きく減っています。

Ender魔改造

かつては「買って終わりじゃない、そこからがスタート」と言われていました。

特にCrealityの人気機種であるEnder-3は、次のような様々な改造が定番でした。

・自動レベリング追加
・静音基板交換
・ダイレクトエクストルーダー化
・冷却ファン交換

今では最初から完成度の高い機種が増えたため、「魔改造前提」という文化自体がかなり薄れています。

おまけ:Benchy職人

「3Dプリンターを買ったら、とりあえず船を印刷する」という文化がありました。

有名なテストモデルである3DBenchyを何十個も印刷し、「ここが糸引きしてる」「オーバーハングが甘い」と性能チェックをしていました。

もちろん今でも使われていますが、最近は最初から綺麗に印刷できる機種が多いため、昔ほど「Benchyで苦しむ」光景は見られなくなりました。

今のBambu Labユーザーからすると、次のようなことはかなり衝撃的かもしれません。

・紙を挟んでレベリング
・ファームウェア書き換え
・改造前提

昔のユーザーは「印刷する前に1時間調整」が当たり前だったので、ボタン一つで造形できる今の環境を見ると、本当に良い時代になったなと感じます。

まとめ

3Dプリンターには、初めて聞く用語が数多くあります。しかし、一つひとつの意味を理解していけば、機種選びや印刷設定、トラブルの原因も分かりやすくなります。

特に「FFF」「スライサーソフト」「サポート材」「AMS」などは、3Dプリンターを使ううえで何度も目にする基本用語です。

まずはよく使われる言葉から覚えていき、少しずつ知識を増やしていきましょう。

当サイトでは、Bambu Labの機種比較や3Dモデル生成AI、3Dプリントのコツなども紹介しています。

ぜひ関連記事も参考にして、自分に合った3Dプリントライフを楽しんでください。

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