3Dプリンターでトロフィーは制作できる?事例や委託会社を紹介!

3dプリンター トロフィーのアイキャッチ画像 製品・サービス紹介

表彰式やスポーツ大会、企業イベントなどで欠かせないトロフィーは、年々そのデザイン性とオリジナリティが重視されるようになっています。

従来の既製品では満足できないニーズに応える手段として、3Dプリンターによるオーダーメイドトロフィーの需要が急増しています。

短納期かつコストを抑えながらも、細部までこだわった個性的なデザインを実現できることが最大の魅力です。

本記事では、トロフィー制作に3Dプリンターを活用できるのかや、具体的な価格例、使用される素材の特徴、さらに実際の制作事例までを詳しく解説します。

結論|3Dプリンターでトロフィー制作ができる

3Dプリンターを活用することで、オリジナルのトロフィーを短納期かつ低コストで制作できます。

企業の表彰イベントやスポーツ大会、学校行事など、用途やシーンに応じて自由なデザイン設計が可能で、従来の既製品にはない特別感を演出できます。

近年ではフルカラー造形や金属風の質感を再現できる素材・仕上げ技術も進化しており、高級感のある仕上がりも実現できます。

また個人名やロゴの刻印、変形デザインにも柔軟に対応できるため、ブランド価値を高める記念品としても有効です。

「既製品では物足りない」「他と被らないデザインで差別化したい」という方は、3Dプリントによるトロフィー制作を検討する価値があります。デザイン提案から製造まで一貫対応可能なサービスもございますので、ご希望に応じて当社3Dayプリンターまでお気軽にご相談ください。

オリジナルトロフィー制作の参考価格

オリジナルトロフィーの制作費用は、当社3Dayプリンターでは「3Dデータ制作費用」+「3Dプリント費用」+「後加工・オプション」で算出されます。

3Dデータ制作に関しては、用途やクオリティによって価格が変動します。

また、3Dプリント費用は素材やサイズ、個数によって価格が変動致します。

さらに、後加工やオプションに関しても用途や素材、製作内容等によって価格に変動が生じます。

それではここから、各用途のトロフィー参考価格を紹介・解説します。

胸像トロフィー

胸像トロフィーの画像

高精度な造形で特別な記念品を演出する胸像タイプのオーダートロフィーです。

3Dデータ制作費

納期 単価
7〜12営業日 ¥60,000〜

フルカラー樹脂で造形

サイズ(高さ) 納期 3Dプリントの単価
100mm 3〜5営業日 ¥40,000〜
150mm ¥60,000〜
250mm ¥120,000〜

フルカラー石膏で造形

サイズ(高さ) 納期 3Dプリントの単価
100mm 3〜5営業日 ¥25,000〜
150mm ¥45,000〜
250mm ¥100,000〜

キャラクター・グッズトロフィー(金・銀)

キャラクター・グッズトロフィーの画像

ナイロン樹脂+金メッキによる、輝きのある高級感を演出するトロフィーです。

3Dデータ制作費

納期 単価
5〜10営業日 ¥50,000〜

ナイロン樹脂で造形

サイズ(高さ) 納期 3Dプリントの単価
100mm 3〜5営業日 ¥10,000〜
150mm ¥30,000〜
250mm ¥80,000〜

ABSライク樹脂で造形

サイズ(高さ) 納期 3Dプリントの単価
100mm 3〜5営業日 ¥25,000〜
150mm ¥45,000〜
250mm ¥100,000〜

塗装・組み立て(銀鏡塗装)※後加工の費用

金・銀のトロフィーをつくるには、後加工の塗装(銀鏡塗装)が必須です。

ナイロン樹脂で3Dプリントしたものに銀鏡塗装を行うと、メッキ塗装のように顔が映るほど美しく輝く仕上がりになります。

サイズ(高さ) 納期 塗装・組み立て単価
100mm 5〜10営業日 ¥50,000〜
150mm ¥60,000〜
250mm ¥80,000〜

ロゴマークトロフィー(単色)

WINGS FOR LIFE WORLD RUN 2016優勝トロフィーの画像

企業ロゴやイベントマークを立体化した、シンプルで存在感のあるオーダートロフィーです。

3Dデータ制作費

納期 単価
5〜10営業日 ¥30,000〜

ナイロン樹脂で造形

サイズ(高さ) 納期 3Dプリントの単価
100mm 3〜5営業日 ¥10,000〜
150mm ¥30,000〜
250mm ¥80,000〜

ABSライク樹脂で造形

サイズ(高さ) 納期 3Dプリントの単価
100mm 3〜5営業日 ¥20,000〜
150mm ¥60,000〜
250mm ¥140,000〜

塗装・組み立て(単色塗装)※後加工の費用

サイズ(高さ) 納期 3Dプリントの単価
100mm 5〜10営業日 ¥40,000〜
150mm ¥50,000〜
250mm ¥70,000〜

3Dプリンターを利用したトロフィー制作でよく使われる素材

トロフィーの仕上がりや用途に応じて、3Dプリンターで使用される素材はさまざまです。

特に人気のある素材には、ABSライク樹脂やナイロン樹脂、フルカラー樹脂などがあり、それぞれに独自の特性とメリットがあります。

トロフィー制作でよく使われる素材
・ABSライク樹脂
・ナイロン樹脂
・フルカラー樹脂

ここでは、トロフィー制作に適した代表的な3つの素材について詳しく紹介します。

ABSライク樹脂

ABSライク樹脂の画像

ABSライク樹脂は、高温環境にも耐えうる優れた熱特性と衝撃に強い靭性を兼ね備えており、ABS樹脂の質感や物性を再現した高機能レジンです。

一般的なプラスチック素材の中でも非常に優れた性能を持ち、造形後の仕上がりもなめらかで、強度・剛性・見た目のバランスに優れています。

項目 内容
質感 滑らか
価格感 ★★★☆☆(中間価格帯)
主な用途 試作品、ミニチュア、プレート、台座
造形方式 光造形方式(SLA)
最大造形サイズ 610×610×500mm
最小厚み 1mm
引張強度 約60MPa
曲げ強度 約75MPa
耐熱性 約68℃

ナイロン樹脂

ナイロン樹脂の画像

この素材は、抜群の耐久性と強靭さを兼ね備えており、可動部品や実機テストを含む試作モデルの製作に最適です。衝撃に強く、摩耗にも耐える特性があるため、ロボットの外装や実験用パーツにも広く活用されています。

対応可能な造形サイズが非常に大きく、スマートフォンケースやインテリア雑貨などの比較的大型のアイテムにも対応可能です。

一方で、表面がやや粗く、ざらつきのある質感となりますが、研磨処理を施すことで滑らかな仕上がりに改善できます(詳しくは「研磨」ページをご覧ください)。

3Dデータ(.stlファイル)をお持ちであれば、造形時の価格をすぐに算出できる概算シミュレーション機能をご利用いただけます。

項目 内容
質感 ざらざら
価格感 ★★☆☆☆(安価)
主な用途 試作製品、入子、工業製品、医療モデル、実験器具、ロボット外装、スマホケース、インテリアグッズ
造形方式 粉末焼結方式(SLS)
最大造形サイズ 535×665×355mm
最小厚み 1mm
引張強度 約43N/平方mm
曲げ強度 約48MPa
耐熱性 約95℃

フルカラー樹脂

フルカラー樹脂の画像

本素材は、ミマキエンジニアリング社が開発したフルカラープリンターを用いて造形されます。

世界初の1,000万色以上の表現力を誇り、極めて鮮やかで滑らかな仕上がりが得られます。

アクリル系樹脂を使用しており、ABSに近い機械的強度を持ちつつ、湿気や水濡れにも強い点が特徴です。

石膏タイプのフルカラープリントと比較すると、水分による変色や経年劣化のリスクが抑えられており、耐久性の面でも優れた仕上がりとなります。

カラー表現は表面層に限定されており、内部は白色のベース素材で構成されています。

項目 内容
質感 つるつる
価格感 ★★★★☆(やや高価)
主な用途 フィギュア、建築模型、ミニチュア、キャラクターグッズ
造形方式 光造形方式(インクジェット)
最大造形サイズ 508×508×305mm
最小厚み 1mm
引張強度 15~40MPa
曲げ強度 25~45MPa
耐熱性 40~45℃

3Dプリンターで制作したトロフィー事例

ここでは、当社3Dayプリンターが制作したトロフィー事例を紹介します。

トロフィー制作事例
事例①ロゴトロフィー
事例②スタンダード・オリジナルトロフィー
事例③WINGS FOR LIFE WORLD RUN 2016優勝トロフィー
事例④熱海広告祭のオリジナルトロフィー
事例⑤ラーメン トロフィー

それでは、1つずつ詳しく解説します。

事例①ロゴトロフィー

ロゴトロフィーの画像

市販のトロフィーに、3Dプリントで制作した立体パーツを組み合わせたセミオーダータイプのトロフィーです。

たとえば、企業ロゴやイベントロゴ、受賞者名の一部のみを立体化し、既製のベースに接着する仕様により、フルカスタム品に比べて価格を抑えることが可能です。

比較的小型の造形が中心となるため、コストを抑えつつオリジナリティを演出できる点が特徴です。

記念品や表彰アイテムとしても人気の高い制作方法です。

作業工程 納期 価格
3Dデータ制作 5営業日〜 ¥100,000〜
3Dプリント 2営業日〜 ¥50,000〜
後加工・オプション 8営業日〜 ¥30,000〜
合計 15営業日〜 ¥180,000〜

※価格・納期は目安です。個数・サイズ・形状・素材により変動します。

製作物の備考については、以下の通りです。

使用素材ナイロン樹脂
サイズ高さ70mm
3Dデータ制作イラストから3Dデータ制作or写真から3Dデータ制作
利用した後加工オプション単色塗装

事例②スタンダード・オリジナルトロフィー

スタンダード・オリジナルトロフィーの画像

既製品のトロフィー台座に、オリジナルの3Dプリントパーツを接着したタイプのトロフィーです。大会やコンテストのテーマ、ロゴ、象徴的なモチーフなどを自由な形状で再現できるため、唯一無二の存在感を放ちます。

最も多くご依頼をいただく人気のスタイルで、個性とコストのバランスに優れた選択肢です。イベントや授賞式を華やかに演出し、記憶に残る記念品として高い評価をいただいています。

作業工程 納期 価格
3Dデータ制作 10営業日 ¥100,000〜
3Dプリント 3営業日 ¥30,000〜
後加工・オプション 2営業日 ¥20,000〜
合計 約1ヶ月弱 ¥150,000〜

※価格・納期は目安です。ご依頼内容や仕様によって前後する場合がございます。

製作物の備考については、以下の通りです。

使用素材ナイロン樹脂
サイズ縦幅108m x 横幅76mm x 奥行き70mm
3Dデータ制作イラストから3Dデータ制作or写真から3Dデータ制作
利用した後加工オプション接着

事例③WINGS FOR LIFE WORLD RUN 2016優勝トロフィー

WINGS FOR LIFE WORLD RUN 2016優勝トロフィーの画像

レッドブル・ジャパン株式会社が主催する国際的チャリティランイベント「Wings for Life World Run」の2016年度日本大会にて、男女優勝者それぞれに贈られるトロフィーを3Dプリントで制作しました。

ご支給いただいたデザイン(Aiデータ)をもとに、3Dプリント用の立体データを制作。ナイロン樹脂で造形後、研磨と白色の艶あり塗装を施すことで、高級感のある美しい仕上がりを実現しました。また、トロフィー本体の3Dプリントに加え、専用の台座およびネームプレートの製作と接着も一貫して対応しています。

項目 内容
素材 ナイロン樹脂
サービス内容 イラストから3Dプリント、研磨、白色艶あり塗装、台座・プレート接着
サイズ トロフィー部分:X:107×Y:50×Z:250(mm)
台座部分:X:125×Y:75×Z:47(mm)
個数 2個
納期 2週間

事例④熱海広告祭のオリジナルトロフィー

熱海広告祭のオリジナルトロフィーの画像

日本国内でも希少な広告祭である「熱海広告祭」において、最優秀者へ贈呈されたオリジナルトロフィーを製作しました。ご依頼者から提供された1枚の写真をもとに、トロフィー上部の造形を3Dプリントで再現。既成品の土台を用い、接着によって仕上げました。

ご依頼時には納期のご要望が非常にタイトであったため、3Dデータ制作から最終仕上げまでを含め、1週間以内で対応。スピードとクオリティの両立が求められるプロジェクトでしたが、予定通り納品しご満足いただきました。

項目 内容
素材 ナイロン樹脂
サービス内容 写真から3Dプリント
サイズ 高さ100mm(造形部分)
個数 1個
納期 7日
価格 ¥80,000

事例⑤ラーメン トロフィー

ラーメン トロフィーの画像

某大手食品メーカー様より、社内イベント用として特注トロフィーのご依頼をいただきました。器・れんげ・箸部分には金メッキ塗装を施し、ラーメンの中身はフルカラー石膏でリアルに再現。立体と彩色の両面でインパクトを追求したユニークな作品となりました。

現在はさらに高精細な再現が可能な「フルカラー樹脂」での制作に移行しておりますが、本事例ではフルカラー石膏を使用した当時の仕様となります。企画性とリアリティの融合により、注目度の高いトロフィーが完成しました。

項目 内容
素材 ナイロン樹脂+フルカラー石膏+金メッキ塗装
サービス内容 写真から3Dプリント・塗装
サイズ 高さ240mm(台座込み)
個数 1個
納期 35日
価格 ¥280,000

トロフィー制作なら3Dプリンタープロ集団在籍の『3Dayプリンター』にお任せ!

3Dayプリンターは、株式会社メルタが提供する3Dプリントの受託サービスです。「3Dが、3日で目の前に!」をキャッチフレーズに、スピーディーな対応と高い技術力を兼ね備えています。

3Dデータの設計からプリント、塗装や研磨といった後工程、さらには小ロットの試作まで、すべてワンストップで対応できます。

対応素材はABS樹脂や金属、シリコンなど18種類以上に及び、試作品から実用品まで幅広いニーズに応じた高精度な出力が可能です。

これまでにソニー、NTT西日本、早稲田大学など多数の企業や教育機関への納品実績があり、法人・研究機関から個人のクリエイターまで幅広いユーザーに利用されています。

課題や目的に合わせた導入支援や最適な活用方法のご提案も行っておりますので、3Dプリントをご検討の際はぜひお気軽にお問い合わせください。

メルタ堂の公式画像

また、同社サービスでオリジナルトロフィーを発注できる『メルタ堂』というサービスも運営していますので、合わせてご確認ください。

まとめ

3Dプリンターを用いたトロフィー制作は、自由なデザイン設計が可能で、納期やコスト面でも優れた選択肢となります。

フルカラー出力や金属風の仕上げ、企業ロゴや個人名の刻印など、従来の既製トロフィーにはない表現力で特別感を演出できます。

また、イベントのテーマや企業ブランディングに合わせて柔軟に対応できるため、差別化された記念品を求める方には有効です。

特に、短納期かつ高品質な出力に対応できる3Dプリント専門サービスを選ぶことで、完成度の高い仕上がりが期待できます。

株式会社メルタが運営する『3Dayプリンター』では、3Dデータ制作から造形・塗装までをワンストップで対応し、法人・個人問わず幅広いニーズに対応可能です。

さらに同社が展開する『メルタ堂』でも、用途に応じたオリジナルトロフィーの製作を受け付けており、実績と信頼のあるサービスとしておすすめです。

オリジナリティあふれるトロフィーを手軽に制作したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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